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光の粉のような希望の気配をまとう兄弟の、自由のための闘いの物語

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コペンハーゲンで実際に起きた事件を基に、「THE KILLING/キリング」を手掛けた北欧の実力派スタッフと、デンマークが誇る名優が集結し、デンマーク・アカデミー賞2017年、最多(作品賞含む)6部門受賞した映画『きっと、いい日が待っている』が、ついに日本で公開されます!

映画『きっと、いい日が待っている』

映画『きっと、いい日が待っている』

最近立て続けに北欧映画を観ていて、たまたまかもしれないけれど、どれも必死に自由を求める話だ。つまり抑圧の物語だ。「幸福度世界一」と近年さかんに言われ続けている北欧の映画界が自ら暗い過去の歴史を描き出す、その強さ、文化的成熟度の高さ。好きとかの範疇を通り越して、かなわないなと思う。

『きっと、いい日が待っている』は、確かにデンマーク映画らしい重たさとしんどさがあるけれど、キラキラした光の粉のような希望の気配が常にそこはかとなく漂う、この感じや采配がなんとも独特で、素直に素敵だなと思ったし、そのキラキラの効能で最初から最後までずっと画面に惹きつけられ続けた。

しかしやっぱりラースお兄ちゃんがこわい。端正なお顔の長身の人が怒るのとてもこわいね。ラースの演じた校長先生は、ただの悪人でもないけど善人でもない、あれそれ渦巻くその心のうちや周辺環境を想像せずにはいられなくなる、魅力的な悪役。

対して、兄弟を見守る母親のようなハマーショイ先生役のソフィー・グロベルもまた抑圧される立場と抑圧しなければならない立場を行き来する複雑な女性の心を丁寧に表現していて、その気持ちが常によく伝わってきた。

主人公の兄弟たちとハマーショイ先生、そして子どもたちに、自由を求めることを諦めてはならない、とじんわり勇気づけられる。重たいテーマの話だけれど、観終えた後は明るい気持ちです。

当店・北欧雑貨は映画『きっと、いい日が待っている』を応援していまして、デンマークのアーティストIb Antoniによる作品『世界の子どもたち』のポストカードをご提供しています。こちらは初日来場者の方に限定で配られるとのこと。8/5公開、東京は恵比寿ガーデンシネマです。

そして、8月4日より、劇場鑑賞券プレゼントキャンペーンも開催します。ぜひご応募&ご鑑賞ください。

劇場鑑賞券プレゼントキャンペーンご案内ページ
http://www.hokuouzakka.com/user_data/Der_kommer_en_dag.php

 

【INFORMATION】
『きっと、いい日が待っている』公式サイト
http://www.kittoiihigamatteiru.ayapro.ne.jp/

公開日:2017年8月5日(土) YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー

監督:イェスパ・W・ネルスン
出演:ラース・ミケルセン ソフィー・グローベル ハーラル・カイサー・ヘアマン アルバト・ルズベク・リンハート
2016年/デンマーク/デンマーク語/カラー/スコープサイズ/5.1ch/119分/PG12
原題:Der kommer en dag 英題: The Day Will Come
翻訳:中沢志乃/後援:デンマーク大使館/配給:彩プロ 宣伝:ブラウニー
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店長カトー/ Mayuko Kato